書評 空飛ぶタイヤ(上)(下)

投稿者: | 2020年8月13日

池井戸潤の空飛ぶタイヤを読んだ。

中小運送会社のトレーラーが脱輪事故を起こし責任を負わされそうになる。整備不良が原因とされるが整備に問題がなかったことに確信を持った社長赤松が大手自動車メーカー、大手銀行を相手に立ち向かう。

もくじ

  • どんな人にオススメ?
  • どんな内容?
  • 感想

空飛ぶタイヤ 上 (講談社文庫)

 

どんな人にオススメ?

半沢直樹の作者の作品、勧善懲悪ものが好きな方におすすめ。

舞台は運送会社、銀行、自動車メーカー。これら業界にゆかりのある方も興味をもって読めると思う。

どんな内容?

実際にあった事故を題材に描かれたストーリーとのことだがノンフィクションではない。

<外部リンク> Wikipedia 三菱リコール隠し

トレーラーの脱輪事故で母子が死傷、子は軽傷であったが母は死亡。

この事故の原因を自動車会社が調査し運送会社の整備不良と断定される。

運送会社社長の赤松は整備記録を確認し調査結果に不審を感じ自動車会社再調査を求める。

事故の再調査を求める間も時間は過ぎてゆく。大手取引先からの取引停止、銀行の貸しはがし、さらには子供の通う小学校のPTAでのトラブル。

空飛ぶタイヤ 下 (講談社文庫)

感想

勧善懲悪ものとの前評判を聴いていたので安心して読めた。

罪のない家族が被害にあい、罪のない運送会社が社会的にも金銭的にも追いつめられる。

読んでいてつらい場面が多くあるが、最終的には因果応報、落ち着くとこに落ち着く。

いちばんつらかったのは読後にモデルとなった事件を調べた際。

どうやら小説とは違いモデルとなった運送会社は廃業に追い込まれたとのことで心が痛い。

 

 

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