自転車のライトの選び方
細かいことを抜きにして答えから
200ルーメン前後のライトがおすすめ、でもルール上は15ルーメンくらいあればいいらしい。
キャットアイ(CAT EYE) LEDヘッドライト VOLT200 HL-EL151RC USB充電式 ブラック
↑はキャットアイの「VOLT200」、名前に200とあるとおり200ルーメンあります。
前照灯の必須条件は、道路交通法では「夜間、前方10m先の障害物などを確認できる光度であること。」となっています。
数値でいうと15ルーメン(400カンデラ)ほどあればいいようですが、商品購入時に簡単なのは「JIS規格適合品」の記載があるかないか。
キャットアイだと↓がとりあえず条件を満たすライトで15ルーメン(400カンデラ)です。
スペックは単純に優劣つけがたく、
200ルーメンのVOLT200 HL-EL151RCは、USB3時間充電で2時間使用可能。
15ルーメンのHL-EL140は、アルカリ単3電池2本で、200時間点灯。
となっています。
VOLT200は乗るたびに充電する運用になると思います。
(※ちなみに私はGIANTの名称不明の195ルーメンのUSB充電式のヘッドライトを使用しています。通勤に使用しており、毎日会社で充電しています)
15ルーメンの方は連続200時間点灯なので、明るさに妥協できれば手間はかからないと言えます。
自転車の利用スタイルに応じた選択が重要
はっきり言って、自転車のライトの充電や電池交換を日常的に気にしなきゃならないなんてやってられん!という方も多いと思います。
ハブタイナモ
そんな方は「ハブダイナモ」がおすすめです。シティサイクル(ママチャリ、通勤通学用自転車)で一般的に使用されている方式です。
電源を気にする必要がなく、また盗難の心配もありません。
重さが気になりますが、普段使いのクロスバイクであれば検討の余地ありです。ホイールごと交換することになります。
USB充電式ライト
充電の手間が最大の問題です。私はあきらめて毎日充電しています。慣れればどうということもありません。
毎回取り外すのも面倒なように思いますが、盗難を避けるためにも取り外しています。
また、寒い時期になるとバッテリーが早く音を上げるような気がしています(くわしい原理はわかりません)。
今回は200ルーメンをおすすめしていますが、千何百ルーメンのライトもたくさん販売されています。
電気の消耗が激しくなるので、その分バッテリーが大型化し重くなりますが、明るさを追求するという道もあります。
乾電池式ライト
こちらも電池交換が面倒ですが、USB充電式ほど頻繁ではありません。
ただし、頻度が低くても「電池を買いに行く」または「エネループなどを充電する」手間が発生します。
ライトが切れそうだけど電池のストックが無い!なんてことにもなりそうで私は使用していません。
外出先で電池が切れてもコンビニで買える、というメリットはありますね。
ライトじゃないライト
注意しなければならないのがライトじゃないライトです。
驚いたことにJIS規格に適合していない(道路交通法上での前照灯の要件を満たさない)ライトが販売されています。
用途はメインではなくサブ。前を照らすのではなく、自分の存在を周囲に伝える夜行タスキ的な使い方になります。
自転車販売店でライトを購入しようとする場合は必ず店員さんが教えてくれますが、通販利用の場合は注意が必要です。
商品説明で「高輝度LED採用!」とか「夜のサイクリングの安心をサポート」とか書いてたりします。
「ルーメン」や「JIS規格」について書いてない場合が多いので気を付けましょう。
明るさの単位
ところで本記事でも出てきた明るさの単位「ルーメン、ルクス、カンデラ」は何が違うのでしょうか。
大まかに言うと、
- ルーメン:光源の明るさ
- ルクス:照らされた場所の明るさ(光源からの距離によって大きく変わる)
- カンデラ:ルクス×距離の2乗。わからん。。。
です。カンデラがよくわかりません。車検ではカンデラを使用してます。また自転車のライトも昔はカンデラが使用されていて、最近はルーメンになってきているとのこと。
カンデラでは実用上の明るさがわかりにくいためルーメンが使われるようになりました。同じルーメン値でも照射角度を狭くするとカンデラが上がります。いっそうわかりませんね。
(※昔は蛍光灯や白熱球のパッケージに40W(ワット)などと書いていたからてっきりワットで明るさを表現できるのかと思ってました。ご承知のとおりあれは単なる消費電力です。なんでワット表記を採用してたんだろうか・・・)